高槻市の胃カメラ・大腸カメラ 森田内科・胃腸内科

内視鏡センター

内視鏡検査と苦痛・麻酔について

苦痛のない内視鏡検査

未熟な内視鏡医が行う検査で、患者さんが苦しむのは当たり前です。ところが、内視鏡学会の認定医や指導医が行っても、「苦しかった!」・「痛かった!」とコメントされる患者さんもおられます。これは何故でしょうか?それは、内視鏡検査には避けて通れない一定の"不快感"があるからです。私も経験したから分るのですが、どんな達人が行っても、胃カメラはノドの奥に指を入れた不快感、大腸カメラは肛門にものが挟まった不快感を検査中に感じます。また、痛みの感じ方には個人差があり、"不快感"を"痛み"と感じる方もおられます。この普段経験することの無い不快感と検査への恐怖心が合わさって大きな苦痛となっていくのです。どんな達人に検査をして貰っても避けて通れないこの不快感を取り除く方法は、その不快感を取り除けるだけの麻酔をする以外にありません。

検査で大きな苦痛を経験すると、本能的に人はそれを強く記憶に留め、二度とその検査を受けなくなりますが、内視鏡検査は1~2年毎に定期的に受けるべき検査なのです。このことから、内視鏡検査の時に苦痛を感じることがいかに危険なことかおわかり頂けると思います。

下手な内視鏡医が麻酔を使う?

一方、麻酔の危険性や「下手な内視鏡医が麻酔を使う。」と主張する患者さんや医師がいます。また、強引な検査をする為に麻酔を使う医師もいるでしょう(非常に危険です)。この様な事から麻酔を躊躇する内視鏡医が多い事も事実です。しかし、私が見学した日本でも屈指の症例数を誇る内視鏡施設の指導者達は、内視鏡時の麻酔に対して肯定的です。熟知した内視鏡専門医・指導医レベルの医師が用いる内視鏡時の麻酔は特に問題が無いというのが彼らの見解であり、私も同意見です。

当院の方針

一つ注意を促したいのは、私は「やみ雲に全員麻酔をすべきである。」といっているのではありません。検査後仕事がある方や検査後運転する方には麻酔なしの内視鏡を行います。当院の方針として、以前内視鏡検査を麻酔なしで行ったが、何ともなかったという方や希望されない方には麻酔はしません。検査が心配な方や以前の検査で苦痛が強かった方には積極的に麻酔をお勧めしています。内視鏡のことでお悩みの方は一度ご相談ください。ご自身に最適の内視鏡検査を提案させて頂きます。

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